« 小石川植物園 | トップページ | 浜離宮恩賜庭園 »

2007年4月24日 (火)

上野東照宮ぼたん苑2

4月20日の上野東照宮のぼたん苑です。前回の李白の漢詩の読み方が分らないとの指摘がありました。改めて読みかたを入れました。今回のカメラはペンタックスのK10Dです。

清平調詞 其一  李 白

  雲想衣裳花想容

  春風払檻露華濃

  若非群玉山頭見

  会向瑤台月下逢

(読み)

雲には衣装を想い花には容を想う
春風檻を拂うて露華濃やかなり
若し羣玉山頭に見るに非ずんば

會ず瑤臺月下に向かって逢わん

くもにはいしょうをおもい はなにはかたちをおもう

しゅんぷうかんをはろうて ろかこまやかなり

もしぐんぎょくさんとうに みるにあらずんば


<通釈>雲を見れば、楊貴妃の美しい衣裳が目に浮かび、牡丹の花を見れば、楊貴妃の美貌が連想される。心地よい春風が宮殿の手摺りを吹き抜け、牡丹を濡らす美しい露は艶やか。楊貴妃ほどの美人は、群玉山辺りで見かけられなければ、瑤台の月明かりの下でしか巡り会えないだろうな。

清平調詞 其二 李白

  一枝濃艶露凝香

  雲雨巫山枉断腸

  借問漢宮誰得似

  可憐飛燕倚新粧

(読み)

一枝の濃艶露香を凝らす
雲雨巫山枉げて斷腸
借問す漢宮誰か似るを得ん
可憐の飛燕新粧に倚る

いっしののうえん つゆこうをこらす

うんうふざん まげてだんちょう

しゃもんすかんきゅう たれかにるをえん

かれんのひえん しんしょうによる

<通釈>赤く燃え立つ牡丹、その露を受けている姿は丁度楊貴妃が寵愛を受けているのに例えられる。古代に楚王の夢に現れたという巫山の神女は幻でしかなかた。お尋ねしますが、漢の宮殿内でも眼前の美女に匹敵する女性がいただろうか。わずかに化粧を凝らした趙飛燕がいるくらいだ。

清平調詞 其三 李白

  名花傾國兩相歓

  長得君王帯笑看

  解釈春風無限恨

  沈香亭北倚欄干

(読み)

名花傾國兩つながら相歡ぶ

常に君王の笑いを帯びて看るを得たり
解釋す春風無限の恨み
沈香亭北欄干に倚る

めいかけいこく ふたつながらあいよろこぶ

つねに くんのうのわらいをおびて みるをえたり

かいしゃくすしゅんぷう むげんのうらみ

ちんこうていほく らんかんによる

<通釈>名花と傾国の美女とはお互いに照り映えている。これを君主がにこやかに満悦至極で見ている。沈香亭の欄干に寄りかかって名花と美女を愛でていると、春の憂いや恨み言など跡形もなく消えてしまう。

しかし、三編の漢詩は素晴らしく美しい歌で楊貴妃と牡丹を詠っていますね!

上野東照宮ぼたん苑

Imgp5506 Imgp5509 Imgp5512 Imgp5518 Imgp5523 Imgp5527 Imgp5531 Imgp5533 Imgp5535

Imgp5539_2 Imgp5540_1 Imgp5548 Imgp5550

Imgp5552 Imgp5558 Imgp5562 Imgp5563 Imgp5565 Imgp5568 Imgp5571 Imgp5577 Imgp5578 Imgp5588 Imgp5594 Imgp5598 Imgp5603 Imgp5605 Imgp5607 Imgp5611 Imgp5615 Imgp5617 Imgp5619 Imgp5621







根津神社は凄い人出でした。平日ですからね!お猿さんの訓練をしていました。

Imgp5648_1 Imgp5654 Imgp5657 Imgp5664 Imgp5671 Imgp5675 Imgp5681 Imgp5685 Imgp5696 Imgp5697 Imgp5698

« 小石川植物園 | トップページ | 浜離宮恩賜庭園 »

コメント

この間、寒牡丹と思いましたのに
もう、春の牡丹ですね。

李白の詩、ご丁寧な解説有難うございます。
確か中国で、こんな情景を髣髴とさせる楊貴妃ゆかりの地を訪ねましたが、思い出せません!
はなはだしい健忘症になりショックデス。

ぼたんというとやはり和、日本を代表する花のひとつかなという思いがします。
今色々なところで咲いていることでしょうね
来年はどこか巡ってみたいです

紅さん、こんにちは。
寒牡丹も綺麗でしたが、やはり春の牡丹は花数も多く艶やかで楊貴妃の美しさは春の牡丹があらわしているのでしょうね!
物忘れは私も最近激しいですよ。今のうちに大事なことは処理を済ませるように女房にキツク言われています。

しーたけさん、こんにちは。
牡丹はやはり綺麗で艶やかですね。春の花の代表選手でしょうね!

根津神社右上、一番の見ごろを撮影されたのでしょう素晴らしいですね。

the-fujiさん、こんにちは。
とにかく凄い人出でした。やっとあの辺りだけが花のつき方が良くて、人が写真に入らない場所でした。

華やかなボタンの花に酔いしれてしまいますね。
李白も登場して格調高く勉強になります。
半分位しかついて行けませんが(;。;)

花さん、こんばんは。
詩や歌はあまり考えすぎない方が良いですよ。アァ!良いなと思えばそれはそれで良いのですよ!

こんばんは
 上野東照宮の牡丹美しいですね!!
 華奢な木からこんなに美しい花が咲くと、
どこにエネルギーがあるのかと思います。
 上村松園が描いた楊貴妃が大好きです。
 優しく教養も備わっていたから、寵愛を
受けたのでしょうね。
 根津神社のツツジも壮観ですね。

李白の漢詩は知らないのですが、李白という酒は知っていますw
間抜けなコメントになってしまった。反省!
反省なら猿にもできるかwww

おはようございます。
確かに根津神社はすごい人ですね。
私が行った時は、こんなに混んでませんでした。
オサルさんもいませんでした(笑)

ささゆりさん、おはようございます。
上村松園の楊貴妃は写真で見たことがあるだけです。松柏美術館にあるのでしょうか?私も上村松園の日本画が大好きです。優しくて女性の美しさ逞しさが良いですね!

和三郎さん、おはようございます。
李白と言う酒は、以前飲んだ事があります。よく覚えていませんが、銀座の店で李白の名前に魅せられて飲んだ事がありました。

photobananasさん、おはようございます。
やはり10時前に行くとすいているようです。小石川植物園に回る前にロシアンレストランでお昼を食べました。どこの店も大混雑で店の前は並んでいる人が沢山いました。道路を一本入る途中で見つけました。1,000円で美味しかったです!

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/118343/6180049

この記事へのトラックバック一覧です: 上野東照宮ぼたん苑2:

« 小石川植物園 | トップページ | 浜離宮恩賜庭園 »

2013年12月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

最近のトラックバック

無料ブログはココログ