忍野村
5月26日伊豆高原へ行ってきましたが、東名道路を使わず中央道で忍野村経由で箱根を抜けて行きました。今回は忍野村の「ますの家」の庭園からです。最後は山中湖からの富士山です。この後、霧と黄砂が出てきて富士山は日曜日まで見えませんでした。「ますの家」は料亭です。ここの庭は綺麗なので有名です。最近、入場料?として200円を箱に入れるようになりました。
忍野村の後で「花の都公園」へ行きましたが、花は全く咲いていませんでした。丁度、端境期だったようです。
富士山はやはり日本一の山ですね!美しい!この山も万葉の時代には噴火の繰り返しで徐々に今の形に近い山に成りかかっていたのでしょうね。昔の富士山は今の富士山とは姿形が全く違っていたのでしょう。
万葉集から山部赤人の長歌と反歌。山部赤人が歌った場所は静岡県庵原郡の由比あたりと言われています。(安藤広重の東海道五十三次油井)
天地(あめつち)の 分かれし時ゆ 神さびて 高く貴(たふと)き 駿河なる 布士(ふじ)
の高嶺(たかね)を 天の原 振り放(さ)け見れば
渡る日の 影も隠ろひ 照る月の 光も見えず 白雲も い行(ゆ)きはばかり
時じくぞ 雪は降りける 語り継ぎ 言ひ継ぎゆかむ 不尽(ふじ)の高嶺は
(意)天と地が別れて出来た時からずっと、神々しく、高く壮大な、駿河の富士山。その高嶺を、天空はるか振り仰いでみれば、空を渡る太陽もその背後に隠れる程。夜空に輝く月の光も見えない程。雲もその前を通り過ぎることを憚る程。そして、季節にかかわらず雪が降り積もっている。そんな霊妙な富士の高嶺を、いつの代までも語り継ぎ、言い継いでゆこう。
田子(たご)の浦ゆ打ちて見れば真白にぞ不尽の高嶺に雪は降りける
(意)田子の浦を出て広い場所に出ると、真白に富士の高嶺に雪が降り積もっていた。
新古今集などでは下記のような歌になっています。
田子の浦にうち出でて見れば白妙の富士の高嶺に雪は降りつつ
私は万葉集の歌の方が力強くって好きですが・・・・!新古今集は見せかけは美しく素敵なのですが・・・・!
お詫び・・・・昨日からココログが少しおかしくなっているようで、時々改行等が出来なくなったりブログの写真などが消えてしまったりしています。御迷惑をおかけしますが困ったものです!
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