花之江の郷3
7月22日の花之江の郷の3回目です。
蝉の抜け殻がヤブミョウガにくっ付いていました。
源氏物語の空蝉の帖から
空蝉の
羽におく露の
木がくれて
しのびしのびに
ぬるる袖かな
(意)蝉の抜け殻のような薄衣だけを残して姿を隠してしまいましたが人目を忍んで袖を濡らしています。
これは空蝉が義理の娘「軒端荻(のきばのおぎ)」と部屋で寝ていると突然光源氏が部屋に入って来た(夜這い)ので、空蝉は薄衣を残して部屋を逃げ出した。光源氏は暗闇の中で軒端荻を空蝉と思って抱いてみたが・・・違うことに気付くがもう止まらない!そのまま抱いて契ってしまう。翌朝、光源氏は軒端荻のもとから帰る時に空蝉の脱ぎ捨てた薄衣(蝉の抜け殻)を持って帰り、光源氏は空蝉に文を出す(空蝉の身をかへてける木のもとになほひとがらのなつかしきかな)。それを読んで空蝉は文の端に書き付けた歌が上の歌です。光源氏は何か良く分らない男ですね。男の理想形とも言えますが!この時に前夜抱いた軒端荻には後朝の歌を贈っていないようです。そもそも昔は・・・男「今夜行くよ!」女「今夜誰も来ないから空いているから良いよ!」・・・の世界だと思っていましたが夜這いとはね!
E-510
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コメント
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こんにちは!
今日はなぜかクリックしてもほとんど見れませんでした!
残念です(><;)
夜這いの歴史って長そうですね。
その夜這いですらお互い日時を確かめ合ってから
忍びこむものだとばかり・・
こういうのって三者三様に辛いですよね。
一番罪なのはもちろん源氏の君でしょうけど・・
投稿: マロン♪ | 2007年7月30日 (月) 16時18分
マロンさん、こんばんは。
申し訳ないですがココログは最近オカシイのです!
夜這いは古代以前からあったのでしょうね。そもそも日本は昔から女系家族で通い婚でしたから、男は幾らでも変わりのきく道具だったのかも知れません。それこそ「今夜は先口が部屋に来るから明日ならOKよ!」てな感じだったのでしょうね。今も昔も選択権は女性が握っていたのでしょうね!
投稿: シゲ | 2007年7月30日 (月) 21時27分
こんばんは。
上段の3枚はソフトをかけているのでしょうか。柔らかい光になっていますね。
花之江の郷には最近行っていません。カタクリ以来行っていないな〜。
投稿: さんぽみち | 2007年7月30日 (月) 22時32分
さんぽみちさん、こんばんは。
ソフトフィールターを使いました。少し面白く写せるようになりました。結構、デジカメとソフトフィールターの相性は難しいですね。これからはレンゲショウマが沢山咲きますよ!
投稿: シゲ | 2007年7月30日 (月) 22時39分
レンゲショウマが咲き出したのですね。
我が家でも可愛い蕾を沢山付けていました。
今週末撮って来ます。
夜這いって男性に都合のいい様に出来て
いるのですね。
雨なので予定を早めて帰って来ました。
何処にも出かけられませんし・・・。
投稿: 紅 | 2007年7月30日 (月) 23時48分
紅さん、おはようございます。
今年の天気は安定しませんね。今週末は天気になると良いのですが!
夜這いは女性の同意がなければ女性側の親兄弟や近所の若衆達に待ち伏せされて袋叩きにされたそうです。やはり決定権は女性です。もしも複数の男性と短期間に関係を持ち妊娠して父親が不明の場合は子供の父親を決めるのは女性で、男性側は異議をはさめませんでした。そもそも古代の歌垣は歌を歌い合って相手を決め、夜這いする手続きの第一歩で、この時に夜の打ち合わせをしたのでしょう。
投稿: シゲ | 2007年7月31日 (火) 06時32分